世界でも有数のコーヒー消費国の日本で障がいとともに生きるバリスタたちが全国大会で腕を磨き、活躍の場を広げています。
■先輩が指導を担当 障がい者バリスタ大会に向け切磋琢磨
障がいとともに生きる人たちがコーヒーを淹れる技術などを競い合うバリスタ大会。温度、味、ホスピタリティーなどで厳しく採点されます。
6回目の今年は全国から19のチームが参加し、裾野が広がっています。
今年で4回目の決勝進出を果たしたチームHINARIカフェ。例年お願いしていたコーヒー焙煎所の専門家ではなく、大会に出場してきた先輩たちが指導を担当し、練習に励んできました。
優勝の経験を持つ出来楽斗さんも指導役の一人です。
安定した味につながるドリップ後の粉の状態も入念に確認しました。
HINARI CAFE 西山水晶さん
「以前ドリップの壁が崩れて、いまいちな味になっていたが、現在は安定してきたので、よりおいしいコーヒーができた」
さらに、コーヒーを出す時にカップが音を立ててしまう問題もソーサーの持ち方を皆で議論して改善。
■若手3人 初出場で「スマイル賞」
練習を繰り返し、味とサービスを追求して臨んだ大会。
HINARI CAFE 三好菜々美さん
「豆をひくときにより丁寧にホスピタリティーを持ってできて良かったです」
HINARI CAFE 西山水晶さん
「(コーヒー粉の壁が)崩れず、しっかりドリップできました」
HINARI CAFE 中村直央さん
「お湯の温度をしっかりと意識して、自分ではできたと思っています」
上位入賞は逃しましたが、若手3人のチームワークと笑顔が評価され、「スマイル賞」に選ばれました。
出来さんも会場で後輩たちを見守りました。
HINARI CAFE 出来楽斗さん
「チームワークが良くなったのは練習を見てきた中で一番の成長」
■カフェ運営にチャレンジ!活躍の場広げる
バリスタ大会で腕を磨いてきたHINARIカフェ。今、大きな一歩を踏み出しています。
障がいがあるバリスタ5人を中心にカフェの運営を始めました。
カフェは完全キャッシュレスで注文システムを簡素化。健常者のサポートスタッフも常駐することでバリスタたちがコーヒーと接客に専念する環境を整えました。
出来さんもお店に立ち、渾身の一杯を提供しています。
HINARI CAFE 麻布 出来楽斗さん
「90度からまあ87度の間で注いだ方が、コーヒーをよりおいしくいただける。時間も1分45秒あたりで注いでいる」
お客さんからの評判も上々です。
客
「すっきりしてるけれども、ちゃんとコクがある。ストレートで飲んでおいしいなって」
接客にも力を入れて取り組んでいます。
HINARI CAFE 麻布 出来楽斗さん
「提供時は飲みやすい位置で置くようにしています」
HINARI CAFE 麻布 金井書子さん
「お客さんとお話しするのがやりがいがある」
HINARI CAFE 麻布 出来楽斗さん
「慣れてきたからこそ、丁寧にやることを意識しています」