広島ホームテレビ

　ガザ地区でイスラム組織「ハマス」と対立する民兵組織の指導者が死亡したことが分かりました。この民兵組織はイスラエルから武器の提供などを受けていました。

　ガザ地区でハマスと対立する民兵組織は4日、指導者のヤセル・アブ・シャバブ氏が死亡したと明らかにしました。

　民兵組織は死亡した理由について、家族内の争いを収める際に銃撃されたとし、ハマスによる関与を否定しています。

　アブ・シャバブ氏はハマスを排除した地域を作ることを目指し、ガザ地区南部で勢力を拡大していました。

　イスラエルはアブ・シャバブ氏を今後のガザ地区の統治に利用しようとし、武器の提供や物資支援などをしていたと指摘されています。

　今回の事態で、こうした思惑にも影響が出そうです。

　こうしたなか、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、トランプ大統領がクリスマス前にガザ地区の和平合意を「第2段階」に移行することを発表すると報じました。

　また、当局者の話として、ガザ地区の統治構造についても明らかにするとしています。