イスラエルのネタニヤフ首相が国連総会で演説し、パレスチナ国家を承認した国々を強い言葉で批判しました。
26日、ネタニヤフ首相が登壇すると複数の代表団が議場から退席し、抗議の意思を示しました。
演説ではフランスなどがパレスチナを国家承認したことを「ユダヤ人の殺害は報われるとのメッセージを送った」と批判しました。
そのうえで、国家の樹立は「決して受け入れられない狂気の沙汰だ」と強調しました。
また、制圧を目指すガザ市には「ハマスの残党がまだいる」とし、攻勢を強める姿勢も示しました。
ガザ地区ではイスラエル軍によってスピーカーが設置され、演説が流されたということです。
デモに参加した人は「国際刑事裁判所から逮捕状が出ている人物がニューヨークに来て演説するのはあり得ない」などと抗議しました。