日本最古の遺跡とされる廿日市市の冠遺跡で、地層の年代を詳しく調べるための発掘調査が行われています。
「石器っぽくない」小中学校の児童生徒が体験しているのは遺跡の発掘調査です。
山口県との県境にある廿日市市吉和の冠高原には、旧石器時代から縄文時代にかけての石器が見つかった冠遺跡があります。
去年、ここから4万2300年前の石器がみつかりました。日本で最も古いと考えられていた石器より5000年も前のもので、世紀の大発見となりました。
奈良文化財研究所 国武貞克博士「日本列島の最初の人類の活動の確かな痕跡」
この発見は旧石器時代の専門家の間で大きな話題に。
早稲田大学文学学術院 長﨑潤一教授「出土状況とか層位とか自分の目で見ておかないと、こんな遺跡ないのでほかに」
石器が見つかった地層の年代を詳しく調べるため先週から再び遺跡の調査が始まりました。
奈良文化財研究所 国武貞克博士「人が住むために必要な平坦な土地、水源、食料資源(動物)それをとるための石器の材料。これが一カ所に集まっている極めて重要な一等地」
来週から地質学者などを招いて本格的な調査が行われるということです。