広島市にある短期大学が1校になることで保育士などの不足が加速することを危惧して、どのように人材を確保するか話し合う協議会が開かれました。
広島文化学園 森元弘志理事長「幼児教育の部分も比治山大学はやめたし、安田女子短大もなくなった。短大の卒業生が幼稚園・保育所には結構いっている」
「保育士」や「幼稚園教諭」を養成する短期大学は安田女子短大や比治山大学などが生徒の募集を停止していて、来年度には広島市内では広島文化学園短大の1校のみとなります。
保育人材の養成校が減少する一方で、県内の保育士の有効求人倍率は今年1月時点で6.44倍となっていて全国平均よりも高い水準が続いています。
協議会では保育士の魅力を伝えるため出前講座を実施していることや、元保育士が復帰するための研修制度がほしいといった意見が出ました。
広島市立幼稚園長会 木村みゆき 船越幼稚園長「潜在的に免許を取って家庭に入っている人が『よし私もやってみようかな』と例えば研修があったり経験ができるようであればできるかな」
会議を主催した広島文化学園は「今後も保育人材の確保について協議していきたい」としています。