マツダが30日に発表した2026年1月から6月までの生産・販売実績によりますと、国内生産は38万8503台となり、前年同期を11.3%上回りました。
上半期としては3年ぶりの増加で、新型SUV「CX-5」の生産拡大がけん引した形です。
■国内生産 3年ぶりに増加
国内生産を工場別にみると、CX-5を生産している広島工場が23万6919台で18.6%増、山口の防府工場が15万1584台で1.5%増でした。
広島工場ではCX-5やCX-30、防府工場ではマツダ3やマツダ2の生産増加が寄与したとしています。
車種別では新型・旧型を合わせたCX-5の国内生産が17万3144台にのぼり、国内生産全体の4割を超えました。このうち、新型CX-5は12万9671台となっています。
米国や欧州向けに加え、日本やオーストラリア向けの生産も本格化したことが生産増加の主な要因で、マツダは現在のペースについて、2025年度実績の71万6000台を上回る水準で推移していると説明しています。
■新型CX-5が好調な立ち上がり
5月下旬に国内発売された新型CX-5は好調なスタートを切っています。
発売からおよそ1カ月で国内受注は1万台を突破。月間販売目標の2000台を大きく上回るペースで推移しているということです。
6月単月の国内販売も1万3844台と前年同月比18.1%増となり、2025年9月以来9カ月ぶりに前年実績を上回りました。
■世界販売は減少も主力車種は堅調
一方、1月から6月までの世界販売は60万6850台で前年同期比4.7%減となりました。
マツダは減少要因について、販売終了となった「MAZDA6」の駆け込み需要の反動が大きかったと説明しています。
市場別では、国内販売が7万6622台で6.1%減、アメリカも前年の関税前の駆け込み需要の反動などから20万1839台と4%減少しました。
車種別の販売動向は、新型CX-5のほか、北米で好調なCX-50、中国向けEVのEZ-6(MAZDA6e)、EZ-60など主要車種は前年を上回る販売実績で推移しているということです。
特にアメリカではガソリン車とハイブリッド車の両方を展開するCX-50が好調ということです。
■中東向け生産停止は継続 8月以降は状況を見ながら対応
マツダは、中東情勢の緊迫化を受けて4月から続けている中東向け車両の生産停止について、7月末までは他の市場向け生産へ振り替えて対応すると説明しました。
8月以降の対応については現時点で決まっておらず、「状況を見ながら柔軟に対応する」としています。
■熊本地震の影響を確認中
マツダは、熊本で発生した地震に関連し、震度5以上の地域にあるサプライヤーや、震度3以上の地域にある半導体関連企業について影響を確認しているということです。