広島県の湯崎知事が名誉会長を務める団体が天皇皇后両陛下を歓迎する行事の協賛金を、広島県内の地方議員に依頼していたことがわかりました。
寄付行為に該当すれば公職選挙法に違反する恐れがあります。
広島市安佐南区に事務局を置く「天皇陛下奉迎広島県委員会」は、天皇皇后両陛下が広島を訪問する19日に広島市中区のひろしまゲートパークで提灯を掲げる歓迎行事を企画しています。
この行事の協賛と会費をおよそ400人に依頼したということですが、このうち入金した十数人が県内の地方議員だったということです。
県の選挙管理員会によりますと、議員が協賛金を納めることが寄付行為に該当する場合は、公職選挙法に違反する恐れがあります。
団体は10日にも入金した議員に返金するということです。