JFEホールディングスは福山地区で稼働している高炉1基を2027年度に完全休止すると発表しました。
稼働を完全に休止するのは福山市にある西日本製鉄所福山地区の高炉3基のうちの1基です。
JFEホールディングスはトランプ関税など各国で保護主義的な関税政策が強まるなか、中国からの大量の安い鋼材など厳しい状況が続いていることから生産体制のスリム化を決めたということです。
北野嘉久社長は「生産能力が過剰となり固定費を削減するため断腸の決断を下した」とコメントしています。
JFEでは倉敷地区の高炉1基も完全休止する予定で従業員については配置転換などで雇用を維持するとしています。