今後3カ月間のコメの価格は依然として上昇傾向が続きそうです。
コメの販売事業者などで構成される「米穀安定供給確保支援機構」は6日、今後3カ月の主食用米の価格の見通しを表す9月の指数が8月から12ポイント下落し、「57」だったと発表しました。
調査開始以来、最大の伸びとなった8月と比べると上昇幅は縮小しましたが、横ばいを示す「50」を2カ月連続で上回りました。
農家に支払う概算金の上昇を受け、本格的に流通が始まった2025年産の新米が高値で推移しているためとみられます。
農水省によりますと、9月28日までの1週間に全国のスーパー約1000店舗で販売されたコメの平均価格は5キロあたり4211円で、5月中旬に付けた最高値4285円に迫る高水準が続いています。