北海道にある雌阿寒岳で火山活動が活発になっているとして、気象庁は噴火警戒レベルを「レベル2」に引き上げました。
気象庁によりますと、雌阿寒岳では11日から火山活動がやや活発になっていて、現地観測によって熱活動の活発化が確認されています。
今後、ポンマチネシリ火口から約500メートルの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があるとして「火口周辺規制」の噴火警戒レベル2に引き上げました。
気象庁は火口から約500メートルの範囲では、噴火の際に飛散する大きな噴石に警戒するよう呼び掛けるとともに、風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流される恐れがあるため注意するように呼び掛けています。