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“レジャー密漁”摘発の瞬間 「写真だけ撮るために」

社会

■“レジャー密漁”摘発の瞬間

 楽しい海での何気ない行為で摘発されることも。その瞬間をカメラが捉えました。

 新潟県村上市の海岸沿い。密漁を取り締まる海上保安官が潜水を繰り返す不審な人物を発見。

 アワビやサザエなど貝類が豊富で、毎年、密漁が多発するエリアです。

海上保安官
「新潟海上保安部ですけど、今、何されていましたか。魚?見せてもらってもいいですか?」

 水辺に生息する貝類などの多くは許可なく取ることはできません。

 海上保安本部によりますと、夏場は個人での消費を目的に貝類などを取る、いわゆる“レジャー密漁”が多いといいます。

 別の日に摘発された男性は家族にバーベキューで食べさせたいからとアワビ3個、サザエ7個を取っていました。

 他の場所でも岩場の近くで足ひれを着けて潜水する不審な人物を見つけました。

海上保安官
「緑色の網袋が腰に付いているの映る?岸に着いた人の情報を教えて」

 何かを袋に入れる瞬間を確認。

海上保安官
「新潟海上保安部です。今、海で何されてたんですか。魚突きですか?これ取ったんですか?この辺、貝、取る人もいて一応、中身を確認させていただいてもいいですか」

大学生
「これ取っちゃったんですけれど、後で逃がすやつなんですけれど、写真だけ撮るために」

 魚突きをしに来たという大学生3人組。「SNSに載せる写真を撮った後は逃がすつもりだった」といいます。しかし“捕ること自体が違法”です。

海上保安官
「貝を育てて実際にとって生活をしている漁師がいるので、漁師が困るようなことをしてはいけないと思う」