ロシアのプーチン大統領は3日前に死亡が明らかになった前運輸相の告別式に出席しませんでした。お悔やみのコメントなども一切ありません。
モスクワ市内の病院で10日、スタロボイト前運輸相の告別式が行われ、複数の閣僚が出席しましたが、プーチン大統領は出席しませんでした。
ペスコフ報道官は「大統領は、あらゆる告別式に出席するわけではない」と述べました。
スタロボイト前運輸相は7日、プーチン大統領から運輸相を解任されたことが明らかになった数時間後、モスクワ市内で遺体で発見されました。
当局は拳銃で自殺したとみて捜査しています。
現役閣僚、もしくは閣僚が退任した直後に自殺したケースはロシア史上、初めての出来事ですが、プーチン大統領やクレムリン幹部からは、お悔やみの言葉やコメントは一切ありません。
また、国営ロシア通信はプーチン大統領が花輪を送ったとの報道を数時間後に取り消しました。
スタロボイト前運輸相はクルスクでの防衛設備を巡る汚職事件で立件される可能性が取り沙汰されていました。