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ロシア軍 攻勢を強める一方で戦死者が急増 最後の大規模攻勢に出たか

国際

 ロシア軍はウクライナの前線で攻勢を強めるなか、戦死者が急増しています。最後の大規模攻勢に出たとの情報も出ています。

 ロシア軍は7月に入ると1週間で200平方キロメートル以上、進軍するなど、占領地域を増やしています。

 一方で、死傷者も急増していて、イギリスのエコノミスト誌は5月1日以降、侵攻開始以来、最も速いペースで戦死者が増えていて、約3万1000人のロシア兵が前線で死亡したと報じました。

 ただ、プーチン大統領は攻勢を強めていく考えで、ニューヨークタイムズは、プーチン大統領は今後数カ月でウクライナの防衛が崩壊すると考えていると報じています。

 一方、装甲車両と兵士の不足が深刻化しているとみられます。

 エコノミスト誌は捕虜になった複数のロシア軍将校が「今回が最後の攻勢だ」との指示を受けたと証言したと報じています。

 独立系メディアによりますと、ロシア軍は侵攻開始以来、推定で90万人から130万人が負傷し、そのうち死者は19万人から35万人に上るとみられます。

 一方、ウクライナ軍は推定で7万3000人から14万人の兵士が死亡したと指摘されています。