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中国電力 第1四半期決算は4年ぶり赤字 燃料高騰と島根原発2号機停止が収益圧迫

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中国電力が31日に発表した2026年度第1四半期(4〜6月)の連結決算は、売上高が増加した一方で、営業利益、経常利益、最終利益のすべてが赤字となりました。営業損益、経常損益、純損益の赤字はいずれも2022年度第1四半期以来、4年ぶりです。

■最終損益は37億円の赤字

中国電力によりますと、売上高は前年同期比4.4%増の3439億円でした。
一方で、営業損益は53億円の赤字、経常損益は32億円の赤字、最終損益は37億円の赤字となりました。
最終損益は前年同期の268億円の黒字から305億円悪化しました。

総販売電力量の増加による増収効果はあったものの、中東情勢の影響による燃料価格の上昇や島根原発2号機の停止が利益を大きく押し下げたと説明しています。

■最大の要因は「期ずれ差損」220億円

今回の赤字決算の最大の要因となったのが、燃料費調整制度による「期ずれ差損」です。
電力会社は燃料価格の変動を数か月遅れて電気料金に反映します。
現在は燃料価格が急上昇する局面にあるため、実際に負担している燃料費に料金収入が追い付かず、利益を圧迫する構図となっています。

中国電力によると、第1四半期の期ずれ差損の影響は220億円に上りました。前年同期は差益が発生していたため、収益を大きく押し下げる要因となりました。

会見では、「中東情勢の影響もあり燃料価格が上昇している」と説明しています。

■島根原発2号機 定期点検のため停止

もう一つの減益要因が、島根原子力発電所2号機の停止です。
2号機は定期事業者検査のため2026年2月から停止しており、第1四半期の原子力設備利用率はゼロとなりました。
原発停止に伴い火力発電による代替運転が必要となり、燃料費が増加しました。

■電力販売は好調

一方で、本業の販売面は好調でした。
総販売電力量は139.4億kWhと前年同期比10.7%増加しました。特に法人向けの高圧・特別高圧分野で需要を獲得したことが寄与したということです。

■通期見通しは据え置き

赤字決算となりましたが、中国電力は2027年3月期の通期業績予想を据え置きました。
通期では
・売上高 1兆4900億円
・営業利益 520億円
・経常利益 400億円
・純利益 310億円
を見込んでいます。

中国電力は、第1四半期の赤字は「おおむね想定の範囲内」と説明。中東情勢の先行きは依然不透明としながらも、現時点で業績予想を修正する状況にはないとしています。