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自動運転の実証実験 2027年度「レベル4」実用化目指し 福山市

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福山市では再来年度に特定条件下での完全自動運転=レベル4の実用化を目指し、約3カ月間に渡る自動運転バスの実証実験が始まりました。

「じゃあ発進しまーす」

この実証実験は来年3月までエフピコアリーナふくやまとJR福山駅前の約2.7kmで必要に応じて手動で運転をする「レベル2」で実施します。

福山市では2018年から自動運転の実証実験が行われていますが、直近の2回では接触事故や機器の故障などトラブルが続いています。

今回の実証実験では特定の条件下で運転者も不要な「レベル4」での運行実績もある業者に変更されました。

藏田晃裕記者「こちらのカメラでは今動いている車両や人の様子がリアルタイムで確認できます」

交通量もかなり多い中、車線変更を行い右折も自動で行います。その運用を可能としているのが…

藏田記者「今回の実験に使用される車両がこちら。上にも下にもそして…車両の後方にもたくさんのカメラやセンサーがついています」

その数は30以上!車体の全方向に設置されていて、割り込みなどがあった場合でも急ブレーキをかけないといった改善がみられるということです。

福山市 枝広直幹市長「もう決して未来の乗り物ではないと。(自動運転は)運転手の確保の難しさという今の社会情勢を受けたもの。今後の交通の在り方をイメージしていきたい」

福山市は来年9月から「レベル2」、再来年度には「レベル4」での実用化を目指しています。