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竹原市に住む８０代の女性が約１０００万円分の暗号資産をだまし取られる特殊詐欺が発生しました。

警察によりますと９月、竹原市に住む８０代女性に「あなた名義で本来１週間しか処方できない睡眠薬が２週間処方されている。これは法律違反だ」と石川県警の警察官を名乗る男から電話がありました。

「事情聴取のため金沢市に来れるか」と聞かれ断ると、数日後再び電話があり「あなたにはマネーロンダリングの疑いがある」「あなたの口座のお金を調べる必要がある」などと言われたということです。

その後、女性は犯人に指示された通り銀行口座を開設し複数回にわたって入金。約１０００万円の暗号資産を購入し犯人に送金したということです。

県内の特殊詐欺の被害額は９月末時点で約１７億５千万円で過去最悪となっていました。

警察は「警察官が捜査のためにお金を要求することはない」と注意を呼び掛けています。