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自衛隊海上輸送群 輸送艦「にほんばれ」訓練を公開 呉市

広島

南西諸島有事を想定し、今年3月に発足した陸海空が共同で運用する新部隊「自衛隊海上輸送群」の輸送艦「にほんばれ」で訓練風景が公開されました。

公開されたのは海上輸送群に所属する全長約80mの小型輸送艦「にほんばれ」です。

「にほんばれ」では乗組員のほとんどが陸上自衛官で、海上自衛官が補助しながら勤務しています。

自衛隊海上輸送群 原 陽二郎1等海曹「彼らは知識を持ってきている。これからは経験を補うために一生懸命補助し、訓練を積み上げていって」

艦内には幹部とそれ以外で生活スペースが分けられ、幹部は2段ベットで4人一部屋。下士官は6人で一部屋だということです。

防火訓練も公開され、室内でモバイルバッテリーが燃えているという想定で防火服に身を包み、交代での消火作業の手順を確認しました。

自衛隊海上輸送群 佐藤 康典2等陸曹「にほんばれ然り、陸上自衛官のチームワークを高めて船の運航にしっかりと務めていきたいと思います」

自衛隊海上輸送群は現在2隻が呉に配備され、2027年度末までに10隻が呉基地などに配備される予定ということです。