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広島市内でまたクマ情報…先月だけで40件目撃 市も対策へ

広島

7日も広島市内でクマが目撃されました。今後動きが活発になる時期に入っていくことから、広島市の松井市長は対策を進めていく考えを示しました。

午前7時55分ごろ、安佐南区上安7丁目で「山側から顔をだしたクマを見た」と通報がありました。

クマレンジャーや区の職員らが現地を確認したところ、足跡らしいものがあったことから「クマの可能性が高い」と判断したということです。

目撃されたクマは付近の山に走り去ったとみられていますが、広島市は看板を設置し注意を呼び掛けています。

広島市内でも連日のように目撃情報が寄せられているクマ。今年度、市にはこれまでに105件、先月だけで40件の情報が寄せられているということです。

目撃数はほぼ例年通りだということですが、全国的にも人への被害が広がっていることをうけ松井市長は捕獲のためのおりを増やすなど準備を進めていく考えを示しました。

広島市 松井一実市長「災害ととらえたうえで、被害に遭う方々の被害対策を補強補完するのではなく、直接行政が踏み込んで対策を実施していく」

来月にかけてクマの動きが活発になることから、市などはカキやクリの実や生ゴミを放置しないなど注意を呼び掛けています。