トランプ大統領が進めている大学の留学生受け入れを制限する動きで県内の学生にも深刻な影響が出ています。翻弄される学生を取材し
広島大学3年生 8月に留学予定「こんな風になるとは思ってなかったです。周りの人からも本当に留学いけるのと心配されてましたしアメリカって危険じゃないという声もありました」
政治学を学びたいと大学内の交換留学プログラムに応募し、学内選抜を通過して8月に渡米する予定でした。
広島大学3年生「ビザが下りるかも不安ですし、ビザが下りて実際に留学が始まっても強制帰国が現地でも行われているみたいなのでずっと不安が多い留学になるのかなと思っています」
何とか渡米直前の7月下旬にビザ取得のための面接の予約を取り付けたといいますが、さらに心配なことはほかにも…
広島大学3年生「SNSの発信とかは留学先の大学の方からも気を付けてと言われているので、投稿内容とか自分でしっかり管理するようにと言われています」
いまアメリカでは留学希望者のSNS投稿の審査義務化も検討中と言われていて、大使館へ提出した書類にもSNSのアカウントを記載したといいます。
さらに今月5日になって外務省のホームページにはこんな記述が…
「学生ビザ取得のための面接の新規予約を一時的に停止している」「新規予約の再開時期は不明である」
外務省も深刻化する問題に対応に追われていますが先が見通せない状況に。
広島大学では交換留学で渡米予定の5人のうち3人は面接の予約がとれておらず、予約が再開されても留学期間に間に合わない可能性もでています。
広島大学2年生 小河原達也さん 8月に留学予定「ビザとかは普通に取れるものだと、大学が協定を結んでいるので手続きは学内選考が終わったらすんなりいくものだと思っていました」
気象学を学びたいとフロリダの大学に留学予定の小河原さん。留学先の大学から手続きを急ぐように指示されたことが幸いして今月上旬にビザが発行されました。
小河原達也さん「難しい情勢のなかで運が良く順調に行けることになっていると思うので、不安はありますけど機会を大事に自分が得られるものをしっかりどん欲に得てくるような機会にしたいです」