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岩手“山林火災”延焼続く “3度目の避難”余儀なく…

社会

 岩手県の大槌町で発生した山火事は発生から4日目となりますが、延焼が続いています。高齢者施設では3度目の避難を余儀なくされた人もいますが、一方で、風呂の提供など支援の輪も広がっています。

■“3度目の避難”余儀なく…

 火はこれまでにない勢いで広がります。すぐ下には住宅街が見えます。

 岩手・大槌町の山火事は、25日で4日目。全国12都道県の消防隊が応援に駆け付けています。

 青森県から来た消防隊の様子です。火の粉が舞うなか、見渡す限り、燃え盛る炎が立ちはだかります。

 25日も朝6時から、急斜面での消火活動が続きます。至る所から白煙が上がり、消火の終わりは見えません。

 終わりが見えないのは、避難生活も同じこと。

 人口のおよそ3割に避難指示が出されている町、吉里吉里地区の特別養護老人ホーム。23日、火の手が迫り、集団でホテルに避難しました。

 ただ、自力での歩行が難しい利用者も多く、再び苦渋の決断です。

三陸花ホテルはまぎく 小國正裕営業本部長
「施設利用者が使う備品が足らないので、整った施設に移動させたほうが利用者は安心という判断ではないか」

 ホテルには介護設備がなく、延焼が長期化したため、再び大船渡市などの高齢者施設へ避難することを決めました。

社会福祉法人堤福祉会 芳賀新さん
「利用者の人を受け入れてくれて大変感謝しているので、早く鎮火して皆、戻る日を。それまで頑張る」

 支援の輪も広がります。このホテルでは、風呂を無料で開放しています。

利用者
「うれしくて。汗をかいているから一日中。だから夜も寝られない。それで風呂に行くというので喜んで来た」

 町外の段ボール会社から、避難所などで使用できる段ボールベッドが寄贈されました。

鎌田段ボール工業 担当者
「2年前に工場が火災になり、火災の怖さを痛感しているところ。同じ気持ちを持って少しでも役に立てればと」

 来週初めには雨の予報ですが、まとまった雨にはならない見込みです。