ウナギの国際取引を規制する提案がワシントン条約の会議で否決されました。「反対」に投票した国からは日本の主張を支持する声も上がりました。
27日、ワシントン条約締約国会議の委員会で、ニホンウナギを含むすべてのウナギを国際取引の規制対象にすべきだというEU(ヨーロッパ連合)などが提出した案について議論が行われました。
3分の2以上の賛成で提案は可決されますが、投票の結果、賛成35票、反対100票、棄権8票となり、大差で否決されました。
規制案に「反対」 エチオピア代表団
「日本からの接触は何度かあり、支持するようお願いされた。全種を一つのカテゴリーとしてリストに掲載するのは不適切だ」
EU加盟国として「賛成」 ベルギー代表団
「これほどの反対は予測していなかった。今後はデータ収集に努め、次の機会を待つことになるでしょう」
来月5日の全体会合で正式に決まります。