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八潮市道路陥没事故で消防の初期対応など検証 年内に中間報告へ 埼玉

社会

 埼玉県八潮市の道路陥没事故で消防の救助活動が適切だったかを調べる2回目の委員会が開かれ、初期対応などについて議論しました。

 1月28日、八潮市の県道が突然陥没し、深さ5メートルほどの穴に転落したトラック運転手の男性が死亡しました。

 発生当初から消防などが救助活動にあたりましたが、穴が拡大するなどして救助が難航し、男性の遺体が見つかったのは事故から約3カ月後でした。

 これまで消防は救助活動について「最善を尽くした」としていました。

 今月31日、災害対応に詳しい専門家などによる検討委員会が開かれ、消防の初期対応や重機を使った救助が適切だったかなどを議論しました。

 委員会では現場の写真や模型を使って詳細な確認が行われたということです。

 委員会は年内に中間報告書をまとめる方針で、「同じような事故が起きた際に対応できるよう、課題や知見として示したい」としています。