ガザ地区での戦闘終結と人質解放の期待が高まるなか、イスラム組織「ハマス」のイスラエル攻撃に関するメモが見つかったとアメリカメディアが報じました。
ニューヨーク・タイムズは11日、ハマスの最高指導者であったヤヒヤ・シンワル氏のものと思われるメモをイスラエル軍がハマスの地下施設から見つけたと報じました。
イスラエル軍は今年5月、シンワル氏が利用していた地下施設でインターネットに接続されていないコンピューターを回収して中身を調べたところ、保存されていた6ページの手書きメモの画像を入手したということです。
メモはアラビア語で、2023年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃の計画などが記入されていたとみられます。
ニューヨーク・タイムズがこのメモを入手して確認したところ、民間人を標的として放火などで集落を焼き払う作戦を準備するよう書かれていたということです。
この10月7日の攻撃では約1200人が死亡したとされています。
ニューヨーク・タイムズはハマスに近いアナリストはメモの信憑性について疑問を抱いているとしたうえで、このメモについてハマス側に問い合わせたところ返答はなかったとしています。