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「正当な権利の承認…」と評価 英などパレスチナ国家承認受け イスラエルは非難

国際

 イギリスなどがパレスチナを国家承認すると発表したことを受け、パレスチナ自治政府は「公正かつ正当な権利の承認だ」と評価しました。

 イギリス、カナダ、オーストラリアの発表を受け、パレスチナ自治政府は21日に声明を出し、「各国による国家承認は、パレスチナ人の公正かつ正当な権利の承認だ」と強調しました。

 さらに、イスラエルのガザ地区での攻撃などに触れ、「2国家解決を脅かす危険からの保護を確実にする」とも評価しました。

 そのうえで、未だに国家承認をしていない国、特にアメリカに対して率先して承認をするよう訴えました。

 一方、イスラエルの外務省は声明で「ハマスの指導者が公然と認めているようにこの承認は10月7日の虐殺への直接的な成果だ」と非難しました。

 また、「双方が交渉し妥協するという理論に反するもので、望ましい平和の実現をさらに遠ざけることになる」とも強調しています。