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土葬墓地の検討を撤回 イスラム教徒らから設置の要望に宮城県知事 市町村が難色

社会

 土葬墓地を巡り、検討を取りやめると表明しました。

宮城県 村井嘉浩知事
「最終的な許可権限を持つ市町村長の意見を踏まえると、実現は極めて厳しい状況にあるため、熟慮したうえで土葬墓地の検討自体を撤回することといたします」

 宮城県は去年から土葬できる墓地を設置できるかどうか検討を進めてきましたが、県内すべての自治体から難色を示されたということです。

 県内では人手不足解消のために多くの外国人労働者を受け入れていて、土葬が義務付けられているイスラム教徒らから土葬墓地を設置してほしいという要望が上がっていました。

 ただ、ネット上では「環境が汚染される」など批判の声が上がっていました。

土葬墓地を要望してきたソヨド・アブドゥル・ファッタさん
「(イスラム教徒は)土に戻りたいというか、戻らなきゃいけない。それが当たり前。(土に)戻らない人はイスラム、ムスリムじゃない」

(「グッド!モーニング」2025年9月19日放送分より)