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ビル内崩落で取り残され、逃げ場失ったか? 大阪・道頓堀ビル火災 消防隊員2人死亡

社会

 18日、大阪・道頓堀の雑居ビルで火災があり、消防隊員2人が死亡した。ビル内で崩落が起き、行き場を失ったのではないかとみられている。

■退避中 6階に取り残される

 18日に大阪の繁華街・道頓堀で起きた雑居ビルの火災。

 消防車など62台が出動したこの火事で20代の女性と消防隊員6人が救急搬送され、そのうち浪花消防署の森貴志さん(55)と長友光成さん(22)の2人が命を落とした。

大阪市 横山英幸市長
「2人の職員が命を落とすという本当につらい状況になってしまい、言葉もありません」

 死亡した2人は消火活動中に崩落が起き、行き場を失ったとみられている。

横山市長
「延焼が広がってさらに被害が拡大するなかで、迅速に消化する判断とともに建物の中で崩壊が起きた。崩落して下の階に落ちたということではなくて、崩落を受けて避難・退避していくなかで命を落とした」

 この火事で少なくとも、およそ100平方メートルが焼けたという。

横山市長
「建物自体の何か瑕疵(かし)や違反があったかどうかは、かなり延焼が広がっているので、直ちに分かる状況ではない」

 消防は今後、事故調査委員会を立ち上げ、原因の究明を進めるとしている。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年8月19日放送分より)