♠ Episode33 ｢狙われる女｣

出版社に勤める優子(佐野)は､3年間彼氏がいない｡後輩のヒカル(戸村)からは､つけ入るスキがないからだと言われる始末｡
優子は意を決して､ヒカルと婚活パーティーに参加した｡そこで知り合ったのは､超イケメンでタイプの公平(さいねい)｡
2人は最終的にカップルになり､ほどなくして付き合うようになった｡
公平は頼りないところもあったが､家で待つ彼の笑顔が優子にとっては何よりの癒やしとなった｡

ある日､優子が家に帰るとポストに女性用の下着が入っていた｡
身に覚えのない嫌がらせ｡心配させたくないと､公平には黙っていた｡
公平との関係は順調だったが､それと反比例するように嫌がらせはエスカレート｡
「中村優子は仕事にかこつけて上司に色目を使う淫乱女」
そんな手紙が入っているときもあった｡その時､優子が振り返ると怪しげな若者の姿が｡
流石にたまりかねた優子は､公平にこの事実を打ち明けた｡
話をしたことで少し気は楽になったものの､気持ちの悪い日々は続いていた｡

優子は､ゲイバーのママ(たく恵)にも相談｡すると､彼の女関係が怪しいのではと指摘する｡
優子は公平に､過去にひどい振り方をした女がいないかなど詰め寄るが､公平は困惑した表情に｡
ただ､以前合コンしてから連絡があってもほったらかしにしていた女がいたという｡それは､ヒカルだった｡
なぜヒカルが？？確かめたい気持ちに駆られた優子は･･･

公平(さいねい)と付き合い始め､急に身に覚えのない嫌がらせに遭うようになった優子(佐野)。
公平は､以前合コンしてから連絡があってもほったらかしにしていた女､優子の後輩のヒカル(戸村)の存在を明かす。なぜヒカルが？？確かめたい気持ちに駆られた優子は・・・

>>B：とりあえずヒカルを泳がして様子を見る

ヒカルの後をつけた優子。ヒカルは男と待ち合わせをしていたが､優子の存在に気づいてしまった。
ヒカルは優子に「一応婚約者です。」と告白。犯人はヒカルではないということなのか・・・。
公平は､探偵(佐竹)に相談することをすすめるが､1週間の調査では特に怪しい事案は発生せず､様子を見ることに。
だが､忘れた頃に嫌がらせは続いていった。
行きつけのゲイバーで途方に暮れる優子。ふと､店内に飾られていたチェキに目を移すと､そこに写っていたのはママ(たく恵)と公平だった。
お客としてきていたようだがママは公平を思い出せない。ママを疑うような目で見る優子。
ある日､優子のもとへ元彼の裕樹(月山)から連絡が。なぜこのタイミングで？
怪しく佇むマンションの住人。誘われながらも断り続けている優子の上司。
周りにいる全員が怪しく見え寝込んでしまった優子は､現状を打破するために・・・？

公平(さいねい)と付き合い始め、急に見に覚えのない嫌がらせに遭うようになった優子(佐野)。周りにいる全員が怪しく見え寝込んでしまった優子は、現状を打破するために・・・？

B：監視カメラをつける

「こうなったら何が何でも犯人を捕まえる！」
優子は監視カメラをつけ、公平と監視することに。
ある日、怪しい人物がスマホに映り、優子と公平は玄関へ急ぎ駆けよる。
そこにいたのは見知らぬ男。捕まえることはできなかったが、優子はちらりと覗いた男の顔に、なにか違和感を覚えた。

公平は、優子を一生守ってやると結婚を決意。優子も快諾し、つかの間の平和が訪れた。
結婚準備に向けて公平の家で同棲することになった優子。
アルバムを見ていると、そこに写っていたのは公平と、先日取り逃がした怪しい男だった。
この男・・・婚活イベントにいた！そして、公平の「もっと俺を頼ってほしい」という言葉の数々。優子の中で、点と点が線でつながった。
その刹那、背後に現れた公平。自作自演であることがバレて、公平は優子の首を絞めようとする。
そこへ警察が現れ、公平は御用。110番通報したのは、マンションに住むあの若者(小西)だった。
若者は、公平が怪しい動きをしているのを知っていたのだった。
後日－馴染みのゲイバーでお酒を飲む優子。そこへ現れたのは、あの若者だった。
実は、ゲイバーのママ(たく恵)の彼氏だという。笑うしかない優子だった。

公平(さいねい)と付き合い始め､急に見に覚えのない嫌がらせに遭うようになった優子(佐野)｡
周りにいる全員が怪しく見え寝込んでしまった優子は､現状を打破するために･･･？

A：2人で引っ越す

こうして2人は引っ越したことで､嫌がらせもなくなり､平穏な日々が訪れる｡
優子は､新創刊の雑誌の編集長を任されるなど､徐々に本来の自分を取り戻していった｡
しかし､それは突然訪れた｡新居のポストには､誹謗中傷が書かれた大量の手紙が｡
公平は､落ち込む優子を守ろうと､見回りを始める｡
ある日､仕事帰りの優子がバッタリ出会ったのは､元カレの裕樹(月山)｡
優子は､最近の嫌がらせが裕樹のせいではないかと疑うが､裕樹は既に結婚していて犯人ではなかった｡
お会計で「男にカッコつけさせろよ」と裕樹が支払いをしたその瞬間､優子の脳裏にある事実がよぎる｡
喫茶店に呼び出された公平｡そこにいたのは優子と探偵だった｡
公平に黙って再調査を依頼した結果､嫌がらせの犯人が公平である証拠が出てきたのだった｡
公平は､優子が自分のことをいつも下に見ていたこと､もっと頼ってほしかったこと､嫌がらせをすることで頼られる自分に酔いしれていたことを白状した｡そうして2人は別れることとなった｡

それから1年後､優子には新しい彼氏ができた｡
しかし､マンションのポストには大量の嫌がらせの手紙が入っていた｡
監視カメラを見ると･･･そこに映っていたのは､声なき声で叫ぶ公平の姿だった｡