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広島県産カキの成育は順調も大量死リスクに警戒 県が対策強化へ

広島

去年発生した養殖カキの大量死問題を受けて開かれた広島県の有識者会議で、今年のカキの成育は順調に進んでいるとの見方が示されました。一方で、へい死につながるリスクも確認されていて、県は対策を強化する方針です。

会議では、生産者から今年のカキの成育状況について順調に推移しているとの報告がありました。有識者からは、梅雨時期に十分な降雨があったことが好影響を与えているとの見解が示されました。

福井県立大学海洋生物資源学部の浜口昌巳教授は、「昨年度の大量へい死が始まった時期がこれからであり、今後は漁場の変化やカキの状態をしっかり見ていく必要がある」と指摘しました。

一方、県によりますと、9日には一部の海域で海水中の酸素濃度が基準値を下回り、養殖カキの大量死リスクが高まっているとして「厳戒アラート」が発表されました。

これを受けて県は、養殖業者への巡回指導や情報提供を強化し、被害の防止に取り組む方針です。

県水産課の住吉勉担当課長は、「昨年と同じようなへい死は絶対に避けなければならない。生産者と連携しながら、現時点でできる対策を進めていきたい」と話しています。

県は今後、大量死を受けて生産者が実施している対策の効果についても検証を進めることにしています。