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瀬戸内海を研究し続ける「豊潮丸」 燃料費高騰で…広島大がクラファン挑戦

広島

瀬戸内海を70年以上調査や研究し続けてきた広島大学の船があります。その船が継続の危機に直面しクラウドファンディングに挑戦しています。

全長約40m。中四国地方で唯一の大学付属の練習船「豊潮丸(4代目)」です。

練習船と聞くとあまり聞き馴染みがないですが…

広島大学 生物生産学部 小池一彦学部長「瀬戸内海の海洋研究や魚の研究をしてきた歴史のある船です」

呉の港を拠点に瀬戸内海の水質や海底の環境、生き物の変化などを調査。過去には韓国や沖縄などにも研究のために航海に出ていたということです。

さらに近年問題となっているカキのへい死問題では…

小池一彦学部長「70年にわたり瀬戸内海のデータを積み重ねてきていますので、今後それをより詳細に解析すると去年何が起きたのか今後どのような方向に向かっていくのかという予測につながると思っています。どの海域のリスクが高いのか瀬戸内海全域を航海している船だからこそできる役割です」

そんな瀬戸内海には欠かせない豊潮丸が今、直面している危機が燃料費の高騰です。

小池一彦学部長「豊潮丸の場合燃料だけで1日数十万円かかります。それが(例年より)ほぼ2倍になっていますので燃料費の圧迫が大きいですね」

船の安全維持に必要な修理費や検査費も数倍に跳ね上がっている中で年間で平均5000万円の運営費用が必要に…

豊潮丸はやむを得ず長期・長距離の航海を減らすことで運営を維持しているといいます。そこで挑戦しているのがクラウドファンディングです。

25日から7月23日まで、維持費だけでなく子どもたちが体験乗船できる機会を増やすためにも呼びかけています。

400万円を目標にしていますが開始から4日間で300万円に達し応援のメッセージも…

広島大学 生物生産学部 小池一彦学部長「研究というのは一度中断するとデータの連続性がなくなってしまうので、資金難というだけで止めたくない。人材をこれからも育てていきたい。泣いちゃったコメントが泣きます本当にありがたい」

30日・31日は呉市で開催される「海洋文化都市くれ海博」で豊潮丸の乗船体験ツアーを実施。研究に使われている船内の設備や観測機器など見ることができるということです。