高市総理が非核三原則の見直しを検討しているとの報道を受け、広島市の松井市長は「国家間の緊張を高める対応をすべきでない」として非核三原則を堅持すべきとの考えを示しました。
19日、定例会見に臨んだ広島市の松井市長は、「緊張を緩和することに主眼を置いて、国民の命を守るためのあらゆる外交努力をしていくべきだ」と述べました。また、国家間の緊張を高める対応をすべきではないと非核三原則を堅持すべきとの考えを示しました。
松井市長は、日本政府はNPT=核拡散防止条約を守る立場にあるとして「核軍縮につとめるべき」と強調しました。
この日、県原水協などの呼びかけで、広島市中区の八丁堀交差点で行われた抗議活動には、賛同した被爆者ら約50人が参加し、国へ非核三原則を堅持するよう求めました。
■県被団協 佐久間邦彦 理事長
「私は非核三原則の見直しは平和主義を損なうものと思う。私たちはこうした声を大きくあげていかなければならない」