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被爆体験の継承に「AI=人工知能」活用 

広島

被爆者の高齢化が進むなか、被爆体験を後世に伝えるため「AI=人工知能」を活用した取り組みが進んでいます。

広島市が制作した「被爆証言応答装置」は、利用者の質問をAIが認識し、適切な回答を選んで再生するものです。
スクリーンには等身大の被爆者が映し出され、200以上の質問への回答データをもとにした一問一答形式の疑似対話が可能となっています。

常設用と貸し出し用の計5台あり、日本語と英語に対応しています。

■15歳で被爆した切明千枝子さん
「広島のあの時の惨状が忘れられてしまうのが怖いです。映像として声として形として残されることはありがたい」

広島市は原爆資料館や学校での平和学習などで活用する予定で、2026年度の本格的な運用を目指しています。