造幣局は広島支局の職員が回収された貨幣を不正に持ち出したとして、広島支局長らを懲戒処分としました。
造幣局によりますと6月末、広島支局の職員が業務中に回収貨幣を抜き取っているような姿が監視カメラに複数回映っていたということです。
内部調査を行ったところ、旧500円玉174枚約8万7千円分が不足していることが分かったとしています。
支局では回収した貨幣を溶かして新たな貨幣の材料としていて、職員はこの回収貨幣をコンテナに移す作業を担当していたということです。
この職員はすでに死亡していることから、造幣局は支局長らに戒告や減給などの懲戒処分としていて、金属探知機を適切に運用していなかったことなどから管理体制の徹底や強化をしていくとしています。