貴重な映画フィルムやビデオテープなどを保存・上映している、広島市中区の映像文化ライブラリー。
来年春の移転に向けて今月末、43年の歴史に幕を降ろします。
広島市映像文化ライブラリーは平和や戦争、核兵器をテーマにした映画のフィルムなどを保存、上映する施設として1982年に中区基町に建設されました。
去年は約3万3千人が訪れ、多くの市民に親しまれてきましたが、建物が老朽化していることなどから来年春、広島駅前のエールエールA館に移転します。
毎週5日間ほど映画を上映している、この年季が入ったホール。
移転後はイスが今よりも柔らかくなるなど、より快適な空間に生まれ変わる予定です。
小学4年生「休館するので、最後に映画を見ておきたいなと思って。ここに来た方が家で見るよりすごい」
映像文化ライブラリー森宗厚子 映像文化専門官「市民の皆さまの憩いの場であり、平和文化を共有する場としても親しまれてきた。広島駅前一帯がますます盛り上がっていく中で、エールエールA館に映像文化ライブラリーがあることもお楽しみいただければ」
映像文化ライブラリーは、来月1日から移転に向けた作業のため臨時休館します。