広島電鉄の新ルート開業からまもなく1カ月。旧広島駅停留場などでは着々と工事が進んでいます。
広島駅南口の地上にあった広島電鉄の停留場は建物がすべて解体され、ホームのコンクリートをはがす作業が行われていました。
惜しまれつつも廃線となった猿猴橋ルート。電車が行きかう音ももう聞くことはありません。猿猴橋町の停留場も柵で覆われコンクリートの段差が面影を残すのみ。
広島市によりますと、再来年の春ごろまでに、線路の撤去が完了する予定だということです。今後は線路の部分を片側1車線の道路にして、歩道を広げる計画だということです。
荒神橋は線路の両脇を車が2台並んで通るには、すれすれの幅でした。今後は十分な幅を確保した片側2車線の道路を整備する予定です。
近くの理容店では旧ルート廃止と新ルート開業である変化が…
メンズサロン・アキノブ秋信隆さん「今まで見えなかったものが見えるようになったここからでいうと(旧ルートは)裏側になる」
1901年創業の老舗理容店の店主秋信さんは電車が大好き。
メンズサロン・アキノブ秋信隆さん「来るたびにすぐわかる」「電車好きにはたまらない」
人通りは減ったといいますが、大好きな電車を仕事しながら見られるのは格別のようです。