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国内初!マルミミゾウ赤ちゃん近況は「超器用!成長したら悪さしいに…」 広島

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広島市安佐動物公園で今月5日に誕生したマルミミゾウの赤ちゃん。日々接している獣医師が近況を明かしました。

安佐動物公園で子どもたちが見つめる先にいたのは、絶滅の恐れがあるとされる「マルミミゾウ」です。今月5日、国内で初めてその赤ちゃんが生まれました。

野田亜矢子獣医師「後からわかったことなんですけど、とても安産で私たちが現場に行ったときには、もうメイ(母親)の赤ちゃんは立っていました」

赤ちゃんの性別は「オス」。11日には初めて母親から直接母乳を飲む姿が確認されました。

野田亜矢子獣医師「子どもがお母さんが触っているごはんに興味を持つんです。まだ食べないですけど。ちょっと触ろうとするとメイが『これはママの』って、優しくですけどちょっとどけるんです」

実は一般的な赤ちゃんと比べて様子が少し違うようです。

野田亜矢子獣医師「(普通の赤ちゃんゾウは)自分の鼻を自分で踏んでこけたりするらしいです。でも(この赤ちゃんは)全くない。ちゃんと水を飲めて超器用なんですよ。これを知ったゾウ班が『絶対成長したら悪さしいになる』って」

獣医師によりますと、生まれた時と比べて体高が約10cm伸び、順調に成長しているということです。

野田亜矢子獣医師「足どりがしっかりしてきたなとか体を保つのがしっかりしてきたなとかわかりますので順調なんだろうと」

来園者「やっぱり成長ってすごい。8月のはじめに生まれたのにもう自分1人で立って自分でミルクも飲めるってやっぱりすごい」

一般公開の時期はまだ決まっていませんが、なんと私たちにも一目見られるチャンスがあるといいます。

矢田息吹記者「あ、見えた見えた!見えました!いますね。お母さんに吸い付いていますね。母乳を飲んでいるのでしょうか。なんとも愛らしいです」

日光浴をしようと母親「メイ」と一緒に一時的に外へ出ることがあるそうで、運が良ければ愛くるしいその姿を見られるかもしれません。