被爆建物で国の重要文化財に指定された旧陸軍被服支廠の安全対策工事で、誤って必要のない穴を4カ所開けるミスがありました。
県によりますと先月27日、旧陸軍被服支廠の耐震補強のための工事で、2階の床に開けるべき4つの穴を誤って3階の床にあけたということです。
作業をした業者は2階と3階で同じ作業をすると思い込んでいたということです。
旧陸軍被服支廠は国の重要文化財に指定されており県は3日、文化庁にき損届を提出しました。
県は「文化財をき損したことについて申し訳ない。今後は原因究明を踏まえた再発防止策を徹底する」としています。