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中国電力株主総会 原発「反対」議案すべて否決

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中国電力の株主総会が開かれ、原発に反対する関連議案がすべて否決されました。

中国電力の本社前では市民団体などが会場へ向かう株主や通行人に原発反対をアピールしました。

中国電力は去年12月、島根原発2号機を13年ぶりに稼働させ、建設中の3号機については2030年度までに運用開始する方針を示しています。

株主総会では2号機の稼働停止や、使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設中止を求める議案などが提案されましたが、否決されました。

脱原発へ中電株主行動の会 木原省治さん「原発が動いても配当金は増えない、株価はあがらない。原発が動けば経営状態が良くなることは否定されたと思う」

国は原発を全体の2割程度とする方針を示しており、中国電力は島根原発2号機の稼働で年間約240億円程度の収支改善効果を見込んでいます。