養殖のカキの大量死問題で、広島県は西部の大竹や廿日市地区でも最大9割の被害が出ていることを明らかにしました。
県による生産者や漁協への聞き取りでは、県内の9つの地区で最大8割から9割の「へい死」が発生しているということです。
特に東広島では8割から9割と高く、呉の東部地区では7割から9割に。
呉市より西の海域でもばらつきがみられるものの、5割から9割の被害があるということです。
原因は、これまでの高水温と高塩分によるものに加え、県西部地区では貧酸素が影響と推察しています。
さらにへい死原因を分析するため、県議会12月定例会に500万円の補正予算案を提案するほか、漁場の環境データを活用し有識者を交えた検討会議を来月にも開催したいとしています。