コメに関する話題です。「22」…この数字は帝国データバンクの調査でわかった今年5月までの「弁当店」の倒産件数です。コメ高騰が追い打ちとなり過去最多ペースといいます。弁当店の苦悩を取材しました。
客「とにかく弁当といったらここしかこないね」「手作りの弁当でこの価格だったら満足です」
客の一番の目当てはこちら「ふじランチ弁当」550円。この値段にするのも苦労があるようで…。
ふじ弁当 藤原貢店長「全体的に材料費もだけど、容器もすごい値上がりしている」
広島市西区の「ふじ弁当」の藤原貢店長は午前3時すぎからほぼ毎日仕込みをしています。
ふじ弁当では10種類以上の弁当と総菜を常に準備して多くの人の胃袋を支えています。
ふじ弁当 藤原貢店長「お弁当は基本的に安いイメージがあるので、そのギャップにやられるのではないか」
弁当店の倒産が過去最多ペース…実際にふじ弁当の付近でもコロナ渦以降3、4店舗が閉店しています。
何とか安く、ふじ弁当ではオープンに比べ全ての弁当を約100円値上げしましたが、地元の知人から野菜を仕入れたりすることでコストを抑えています。
藤原さんが頑張るワケは…それはお客さんがおいしかったと言って何度も足を運んでくれることだそうです。
ふじ弁当 藤原貢店長「和気あいあいと仕事ができて、なんとかご飯食べれればいいかなと。体が続く限りやろうかなと思っています」