県内でも本格的に販売が始まった2021年産の古古古米。新米などと比べて何が違うのでしょうか。コメの博士に聞いてきました。
今月20日、イズミの一部店舗で販売されたのは2021年産の「古古古米」。5kg1890円で1000袋が整理券配布から約1時間半で完売しました。
購入できた喜びの声が多く聞かれた一方でこんな声も・・・
「味とか保存がね古古古米ですよね。保存が効くかどうかが心配です」
味は?保存方法は?新米と比べるとどのような違いがあるのでしょうか?
宮崎玲太記者「こちらの工場では24時間体制で備蓄米の精米作業が行われています」
東広島市の食協志和精米工場では、今月18日から24時間体制で毎日100tほどの備蓄米が精米しています。商品開発部の亀井桜子さんはお米マイスターとして最高の五つ星を取得!いわば「お米博士」の亀井さんが考える新米と古古古米の違いとは。
食協 商品開発部 亀井桜子さん「新米と比べると少し粘りやツヤなどの品質が劣ってくる。古米臭と呼ばれる古いコメの臭いがするものも中にはある」
匂いや硬さなど感じ方には個人差があるため気になる人は普段より水の量を増やしたり、酒や油を加えることが効果的といいます。
それでもにおいを感じる人は白米ではなく、カレーやチャーハンにするのがおすすめということです。
食協 商品開発部 亀井桜子さん「コメは買ってから1カ月がおいしく食べられる期限なんですけど、もう少し長く保存したい場合には
野菜室で保存してもらうことでよりおいしく長く品質を保っていただける」
実際に記者も古古古米を試食させてもらうと…
宮崎記者「普段のご飯とあまり変わりません!」
食協 商品開発部 亀井桜子さん「見た目のツヤであったり、食べたときの粘りが少し弱いものであると感じるんですけど、味や品質については大きな問題はないかなと思います。普段家で食べているものと変わりはなくおいしく食べていただけるものであると思うので皆様にも安心して食べていただけると思います」