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広島城天守 木造復元へ検討会 131億円試算も 広島

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木造での復元を目指し議論が進む広島城。今年度初の検討会議が開かれました。

1589年、毛利輝元によって築城された広島城。しかし1945年原爆で倒壊しました。今の広島城は1958年に鉄筋5階建てで復元されたものです。

和田萌花記者「再建から半世紀以上が経ち老朽化や耐震強度の不足が明らかになりました」

今後の広島城をどうするか、これまで検討されきた案は木造での復元、耐震改修そして、解体の3つ。

木造復元の場合、観光客の大幅な増加が期待されますが、2021年度の試算では約131億円の費用が必要だとされています。

和田記者「広島市役所では今年度初の会議が始まります」

市や専門家による検討会議では木造での復元を前提とした議論が進められています。市は木造での復元を進める上で基礎の一部を残して解体する案を報告しました。

専門家からは重機などの移動経路が文化財に影響を与える可能性を指摘する声が上がりました。

検討会議は今年度あと3回行われる予定です。