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原爆死没者名簿記帳始まる 83歳被爆者が新たな記帳者に 広島

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8月6日の原爆の日を前に、新たに亡くなった被爆者の名前を名簿に書き加える作業が始まりました。

記帳が始まった原爆死没者名簿には、去年の原爆の日以降に亡くなった被爆者の名前が書き加えられます。

約40年間記帳し続けてきた池亀和子さん(82)が去年亡くなったのをうけ、3歳で被爆した大川純子さん(83)が新たに記帳を担当しました。15人目の記帳者で市の元職員でない人が担当するのは初めてです。

大川純子さん(83)「手が震えてしまいましたが、亡くなられた人のことを思ってしっかり書かせてもらいました」

去年の原爆の日から6月1日までに2222人の死亡が確認されていて、記帳は8月5日まで大川さんと中本信子さん(82)の2人で行われます。