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「執行猶予期間中により重い犯行…強く非難」繁華街の店舗での強盗傷害事件 広島地裁懲役6年の判決 

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広島市中区の繁華街で女性店員を蹴るなどし現金を奪って逃げた罪に問われている男の裁判で懲役6年が言い渡されました。

被告の男(25)は去年10月広島市中区薬研堀の店舗で女性店員の腹を蹴ったり髪をつかんで頭を壁にたたきつけたりするなどの暴行を加え現金3000円を奪った罪に問われています。

これまでの裁判で弁護側は「奪った3000円は高額ではない」などとして懲役4年が相当であると主張していました。

30日の裁判で広島地裁は「暴行は危険で悪質なものである」「被害額はそれほど多額ではないが被害者の受けた精神的苦痛などを考慮すると軽く見ることはできない」などと指摘。

また、「執行猶予期間中により重い犯行に及び、強く非難される」として懲役6年を言い渡しました。