県の災害復旧工事“虚偽公文書”問題 議会から厳しい声 広島

広島

県の災害復旧工事でうその公文書を作成していた問題をめぐり、県議会で管理態勢を問う厳しい声が相次ぎました。

県土木建築局 藤田士郎局長「県行政に対する県民の信頼が大きく損なわれたことについて、議員各位はじめ県民の皆さまに心からおわび申し上げます」

県は2021年に西部建設事務所呉支所が作成した呉市内の河川での災害復旧工事についての協議録が、うその可能性があるものも含め5件確認されたと明らかにしています。

県議会では虚偽公文書作成の経緯について説明があり、県の姿勢について質疑が集中しました。

恵飛須圭二県議「今回の不適切な事案がなぜ生じたのか原因を明らかにすることが不可欠であり、第三者の視点を取り入れた客観的な検証をおこなうべき」

西本博之県議「県庁の業務そのものを揺るがす大きな案件ととらえていると」

県はほかにも協議録が作られている18件の工事について調査をすることにしています。