防衛省が日本製鉄呉地区跡地に検討している複合防衛拠点の整備案について、呉市の新原市長が受け入れる考えを表明しました。
新原芳明市長「私は呉市長として防衛省の多機能な複合防衛拠点の整備について、できる限りの早期整備がはかられるよう防衛省に要望していきたい」
市議会で防衛省案の受け入れを表明した新原市長は、複合防衛拠点の整備は雇用拡大や観光振興につながるという考えを示しました。
日本製鉄呉地区の跡地をめぐっては防衛省が12のゾーンに分け、火薬庫や無人機の製造施設などを整備するほか、民間企業の誘致も含めた計画を発表しています。
防衛省案については呉商工会議所も賛成の姿勢を示していました。
住民説明会では地域の活性化につながるといった意見があった一方で、有事の際は危険が高まるという声も出ていました。