呉市の海上保安大学校では学生たちが手漕ぎの船で長距離を走破する伝統の訓練に出発しました。
訓練に臨むのは海上保安大学校に4月に入学した本科と初任科の学生93人です。
この訓練は幹部海上保安官に必要な気力や体力を養うために1953年から行われているということです。
初任科 吉國元二郎さん「授業中に練習したことをしっかり発揮して、時間内に漕ぎきれればと思う」
学生たちはピンネスと呼ばれる船に食料や寝袋を積み込み、長さ4.3mのオールで海へと漕ぎ出しました。
訓練は2日間かけて往復52kmを目指します。