広島大学霞キャンパスの解体工事現場で発見された爆弾のようなものは、旧日本軍の砲弾とみられることがわかりました。
陸上自衛隊の作業が完了し、現場の規制は解除されました。
警察によりますと、午前10時20分ごろ広島市南区の広島大学霞キャンパスの解体工事現場で「爆弾みたいなものを一つ発見した」と通報がありました。
見つかったのは、長さおよそ90センチの大きさで旧日本軍の24センチ砲弾とみられるということです。
京都から到着した陸上自衛隊の不発弾処理専門部隊がおよそ1時間かけて現場から運び出し、通行規制は解除されました。
砲弾には信管がついているということですが、爆発しないように気を付けながら京都まで持ち帰るということです。
広島大学によりますと、現場は薬学部の講義棟を解体した跡地で、午後は授業をとりやめ学生らを避難させました。
広島市によりますと霞キャンパスがある場所は戦前、陸軍の兵器や弾薬が保管されていたということです。