ダンプカーで乗用車に衝突し3人を死傷させた罪に問われる男の裁判で、検察は禁錮5年を求刑しました。
被告の男(59)は去年11月、安佐南区のループ橋でダンプカーのブレーキを適切に操作せずに最高速度を上回ったことでカーブを曲がり切れず、対向車に衝突して3人を死傷させた罪に問われています。
8日の裁判で検察側は「無線の内容に気をとられ漫然と速度超過し、フットブレーキをかけずに低速ギアに固執した」「事故直前に体が動かなくなったのはパニック状態になったから」などと指摘し、禁錮5年を求刑しました。
弁護側は「一時的な体調不良が原因で急に体が動かなくなり、フットブレーキを踏めなかった」として無罪を主張しました。
判決は29日に言い渡される予定です。