広島のカキに異変 6割が一時出荷不良 猛暑の海水温上昇が影響か 

広島

広島の冬の味覚カキ。

商店街では、口いっぱいに頬張る姿も!

ドイツから「おいしい!」

記者「宮島に来た理由は?」

大阪から「カキです。来てすぐカキ食べてます」

和田萌花記者「宮島といえばカキという観光客が多く、たくさんの人が楽しみにしていますが今シーズンは異変があったということです」

40年カキ漁に携わってきた大越さんです。

マルアキ水産 大越剛社長「(へい死)多いですね。初めてですね」

今シーズンのカキは去年11月ごろ水揚げしてものについて、殻が開いた状態のものが多かったといいます。

貝殻についているこちらのカキも。

マルアキ水産 大越剛社長「小さい時にへい死して魚に食べられて殻になっている」

マルアキ水産によりますと、中に身がなく出荷できないカキが例年は水揚げの3割ほどでしたが、今シーズンは一時全体の6割ほどになったということです。

マルアキ水産 大越剛社長「せっかく1年育てて半分。情けない」

夏の猛暑で海水温が上昇したことが原因とみられていて、宮島で開かれるカキ祭りはコロナ渦から5年連続中止となっています。

しかし、年が明けてから水揚げされたカキは状態がいいものも多いようです。

マルアキ水産 大越剛社長「いいですね。今は抜群に!最高ですよ」

去年宮島に訪れた人は過去最多で増加傾向の中、期待に応えられるよう来シーズンは対策をしていきたいといいます。

マルアキ水産 大越剛社長「水温が高い時期はなるべく水深を下げて養殖をしたらよいのではないかと思います」