広島市中区の旧市営基町駐車場と広島商工会議所ビルの財産交換に伴う契約が広島市に80億円を超える損害を与えたとして元市議らが住民監査請求を行いました。
広島市は旧市営基町駐車場とその周辺で再開発を行うため2021年6月、商工会議所と土地・建物を財産交換しました。
市の鑑定調査では旧市営基町駐車場の評価額は24億5700万円、広島商工会議所ビルは24億9100万円で、差額3400万円が市から商工会議所に支払われています。
しかし馬庭恭子元市議らがあらためて鑑定した結果、旧市営基町駐車場の評価額は87億7600万円、広島商工会議所ビルは20億2100万円で67億円余りの差になったということです。
また商工会議所に対して安い賃料で商工会議所ビルを貸し出したり、ビルの管理を委託して高額な費用を支払ったりして計80億円を超える損害があったとして、元市議らは4日、住民監査請求を行いました。